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温暖化と桜

各地からソメイヨシノの開花に関するニュースが届いています。

気象庁ホームページ「さくらの開花状況」では、今年ソメイヨシノが最も早く開花したのは福岡の3月17日で、東京の20日、大阪の23日など、3月23日までに48地点中17地点で開花が発表されています。

桜と言えば入学式だと思っていましたが、卒業シーズンにも桜なのですね。温暖化で開花が早くなったのかと思い、少し調べてみたところ、そう単純な話でもないようです。

桜の開花には休眠打破という一定期間3~10℃前後の低温による目覚めが必要なのだそうです。北の地域では温暖化が進行しても休眠打破に必要な寒さが維持されるので、温度が上昇する分開花が早まると予測される一方、南の地域では休眠打破がうまく進まず、開花時期が遅くなるというシミュレーション結果が出ているそうです。そうなると3月末に東北から九州まで一斉に開花という状況になるのでしょうか。さらに温暖化が進めば暖かい地域では開花自体がうまくいかなくなるというおそれもあるようです。身近なところから温暖化による影響を見える化することで、より一層地球環境保全に対する関心が高まればと思います。



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