北極の氷
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- 8月3日
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丹波市で国内史上最高の41.2度が観測されるなど、西日本各地で40度を超える暑さが続いています。4月には国立極地研究所と宇宙航空研究開発機構が、北極の冬季海氷域面積が衛星観測史上最も小さくなったと発表しています。2024年12月から2025年2月にかけて北極海周辺の気温が平年より高かったことが一因だそうです。
海氷面積は、水循環変動観測衛星「しずく」に搭載されている高性能マイクロ波放射計の観測データをもとに算出されています。このマイクロ波放射計は、直径2メートルもある大きなアンテナで、海面や海氷、大気から放射される微弱な電波を捉え、水に関する様々な物理量を観測しています。アンテナは1.5秒間に1回転のペースで地表面を円弧状に走査し、2日間で地球上の99%以上の場所を観測することができるそうです。
最先端の科学技術で回り続ける「しずく」のアンテナように、私たちも温暖化防止に向けて全力で走る必要がありそうですね。

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