神戸港に日本丸と海王丸が入港しています。両船は全長110メートルの大型高速帆船で、船員養成のための練習船として、神戸港はじめ東京、横浜、大阪など全国各地の港に寄港しながら実習訓練を行っています。11月から12月にかけては、同様に船員養成のための練習汽船である銀河丸、青雲丸、大成丸も寄港し、空と海の青の中に白い船体を浮かべ、港の景色を華やかにしています。
さて、6日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)「はやぶさ2」地球帰還、カプセル回収1周年にあたってのオンライン記者会見が行われました。プロジェクトマネージャーの津田雄一氏によれば、初期分析も順調に進み、小惑星研究における「大発見」となる成果が出てきているそうで、来年春頃に見込まれる成果発表が楽しみです。また、一年前のことについては、「一般の方、子供達からの祝福はとても嬉しく、日本の宇宙科学が輝いた日だった」と述べられました。
試料の一部はNASA-JAXA機関間合意に基づき、既にジョンソン宇宙センターに移送されており、残りの試料についても、来年夏頃に国際公募により世界中から研究提案が募集され審査・評価を経て分配が決定するそうです。そして、「はやぶさ2」探査機自体は、イオンエンジンの燃料が半分以上残っていたことから、2031年の「小惑星1998 KY26」到着を目指して拡張ミッションを続けています。
まさに、「はやぶさ2」の偉業は「日本の宇宙科学が輝いた日」、壮大なサイエンスの世界は魅力的です。

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