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モネ展

大阪中之島美術館で開催中のモネ展に行ってきました。国内外から集められたクロード・モネの作品75点を一度に見ることができる贅沢な展覧会です。

サロンへの出展を目指していた「印象派以前のモネ」から、時代ごとにテーマを明確にした5章の展示は、題材やタッチの変化をとおしてモネの生涯を知る一つの壮大な作品でした。単なる描写ではなく、五感で感じたものを光や色として表現する、それが人の心を揺さぶるのだと感じました。

そして、「睡蓮とジヴェルニーの庭」と題した最終章では、原田マハさんの小説で読んだモネ邸の庭に自分がいるかのような不思議な感覚の中で睡蓮に見入ってしまいました。数奇な運命を経て松方コレクションが日本に寄贈返還されたことこと、それらの作品を保存・公開するためル・コルビュジエ設計のもと国立西洋美術館がつくられたことなど、様々な歴史が頭の中をめぐりました。素晴らしい絵画はどんどん思考を広げてくれるのですね。多くの感動とエネルギーをもらい美術館を後にしました。



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