先日の三重県南東沖を震源とする地震では、震央に近い東海地方であまり揺れず、遠く離れた福島県や茨城県で震度4の揺れが観測されました。これは、震源に近い場所よりも遠く離れたところで震度が大きくなる「異常震域」と呼ばれる震度分布で、震源が深い地震が発生した際に、沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象だそうです。
地震に限らず、あるところで起きた現象が遠く離れたところで影響を及ぼすことは様々あります。エルニーニョ現象やラニーニャ現象が世界中の気温や降雨に影響を及ぼすこともその一つですね。
もっと広く捉えれば、温室効果ガスの排出による地球温暖化現象も同様ですね。エジプトでCOP27が開催されています。国際情勢は対立の構図が厳しさを増す一方ですが、人類にとって共通の利益となる温暖化防止で新たな合意が生まれることを期待したいですね。
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