10月1日から、「心をつなぎ、未来を創る」をメインテーマにドバイ国際博覧会が開催されています。コロナ禍を経て、人類はどのようにコミュニケーションを取り、豊かな未来を創っていくのかを示すということでしょうか。医療技術の進歩と医療従事者のご尽力によって対話の機会が再び得られたことに感謝し、新たな日常を構築するための知恵と工夫が生まれることを期待したいですね。日本館もデジタル技術を使って様々な出会いを体験する展示が好評で連日待ち時間が出るなど来場者から高い関心が寄せられているようです。
1970年の日本万博のテーマは「人類の進歩と調和」でした。岡本太郎氏が製作された「太陽の塔」を初めて見た時は、子供ながら大きな衝撃を受け、意味はわからずとも圧倒的な迫力で心を動かされたことを覚えています。今思えば、進歩と調和という競合する二つの主題に対して「君たちはどう対峙していくのか」と問いかけられていたのではないかと思います。50年が経過し、今を生きる私たちはどんな答えを出せたのでしょうか。
さて、4年後の2025年には大阪・関西万博が開催されます。未来を担う子供たちに、「いのち輝く未来社会」を構築するための技術や新しい社会の仕組みを示したいですね。

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